序文


ナマステ

2002年9月4日から11月5日までの約60日間
ネパールのヒマラヤ・タルンピーク(7400m)登山遠征を行ないました。

タルンピークはネパール東部・インドシッキム地方との国境に位置し、世界第3位の高峰カンチェンジュンガに隣接する山です。

35年前にドイツ隊が初登頂しましたが、その後 登山禁止になった時代もあって、誰にも登られておらず、今回登頂に成功すれば第2登となるものです。

我々の手元にはこの山に関する資料は一切なく、ルートも自ら切り開いていかねばならないものでした。
かつてのパイオニアたちがそうしたように...

タルンピークがインドとの国境にあるため、その麓にアプローチするキャラバン(徒歩)だけでも実に20日間を要しました。
さまざまな困難に遭遇しましたが、それだけに忘れえぬ登山・旅行となりました。

以下は現地からその都度日本にメールした報告書の全文です。

なお今回の参加者は以下の通りです。

隊長: 林 雅樹 38歳 
     京都クライマーズクラブ、 日本ヒマラヤ協会常務理事
隊員; 竹内一志 39歳
     福井山岳会
隊員: 村田茂廣 53歳 (本人)
     福井山岳会、 ちめんかのや山岳同好会
サーダー: アンプーリ・ラマ氏 (クライミングサーダー) 
カトマンズ・スタッフ: 6名
現地シェルパ族ポーター: 45名

<目次>
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